かぎしっぽの謎
ハンニャのしっぽ
この猫はハンニャというメス猫である
年はおそらく1歳2か月くらいであろう。あまり人なれはしていなく、よく威嚇をしてくる。
つい先日ハンニャの子供らしき猫が発見された。
ただ、このとき子猫たちはハンニャのところまでは来なかったためいまいちハンニャの子供か確証が持てていない。
かぎしっぽ
ハンニャの特徴は何といってもしっぽである。
他猫と違ってしっぽの先が変に曲がっているのである。
これは俗にいう「かぎしっぽ」というものである。
かぎしっぽとはしっぽの途中で曲がっていたりねじれたり短くて丸まっているものを言う。
かぎしっぽになる理由は外的要因と遺伝がある、日本の猫はほぼ「ジャパニーズボブテイル」という猫種をはじめとするものがもつ遺伝子から来ているものだろう。
HES7遺伝子の変異とされている。
外的要因は小さいときに踏まれたりするとしっぽが折れてしまうようだ。
ジャパニーズボブテイル
ジャパニーズボブテイルとは後から米国で一品種として認定されたもので日本古来からいる単尾の猫とは微妙に違う(違うといっても元は同じだが後に人工的に作られたもの)
「日本に古来からいる単尾を品種改良したものがジャパニーズボブテイルと呼ばれる品種となる」
ゆえにハンニャはジャパニーズボブテイルではないが同じ遺伝子(HES7遺伝子の変異)を持っている
かぎしっぽは幸運を運んでくる
日本や中国ではしっぽの形が鍵のような形なので「財産を守ってくれる」とされ商売繁盛のお守りとして大事にされた。
昔から日本では猫又にならない縁起の良い猫といわれている。
ヨーロッパでは曲がったしっぽが釣り針に見えるため幸運をひっかけてくると伝えられており縁起の良い猫とされている。
牧場猫達のしっぽ
ここの牧場は単尾猫が結構いる。キジトラ一派の猫たちはもろに単尾の猫で、黒猫のぬこみもしっぽが短い。また政宗やナルガはしっぽが真ん中あたりで微妙に曲がっている。オチビ、ウメはしっぽのほんの先っちょだけ微妙に曲がっている。くろみ、ぷにみはしっぽが半分くらいしかない。
きれいな鍵の形をしているのはハンニャくらいである。
きれいにしっぽがまっすぐ伸びている猫はなるみ、なるお、トフィン、マスク、黒モフィーである。
単尾の遺伝子があると子供たちは単尾になったり半分になったり長くても少しだけ曲がっていたりするようだ。
ここの牧場ではしっぽが短い猫は野性的で長くなるとより温厚になる猫が多い。
また単尾が特徴のキジトラ一派は狩りがかなり得意である。
単尾が特徴の黒猫「ぬこみ」(くろミの母)
牧場のボス「政宗」しっぽが少し短く真ん中あたりが折れている
牧場猫関係図
まとめ
古来から猫は人と共存しており穀物を荒らすネズミを捕る役割を担ってきていた。
ここの牧場でも同じ理由で猫たちを住まわせている。
狩りが得意なキジトラ一派は皆単尾でありよく仕事をする猫たちである。
単尾やかぎしっぽの猫は狩りが得意な猫が多くそのため幸運の象徴とされたのかもしれない(あくまで私の推測であるが)
ただしキジトラ一派は野性味すぎて全く人なれしてくれない猫たちである。
キジトラ一派の代表「おにぎり」牧場で最も野性的な猫
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