ヒーターで温まる猫
久しぶりの牧場
しばらく実家に帰っていたが久々に牧場へ戻ってきた。
台風もあり牧場に戻る日程が大幅に遅れてしまっていた。
もう10月の後半になり牧場はかなり寒くなっていた。
猫たちはどうしているかかなり心配であった。
猫達は各々温まれる場所へ寝床を移り寒さをしのいでいるようだった。
今日は一日中雨が降っていてかなり冷え込んでいた。
猫達はほとんど姿を現さなかったが数匹ご飯を求めにやってきた。
結構濡れていて寒そうだった。
ツキノワとくろミとマスクがやってきていた。
くろミ
くろミはご飯を食べた後もその場に残っていた。雨が強くなり寝床に戻れないのだろうか。しばらく残っていたが結構寒い。一応ヒーターはつけているが風がもろに入ってくるところなので相当寒いところである。
くろミはご飯を食べて外に出ていくかと思うとなぜか戻ってきてうろうろしていた。
自分の子供を探している様子だった。
くろミは3か月くらいになる子供が3匹居る。子供たちは他の子猫たちとまとまって一か所に固まって寒さをしのいでいる。全部で何匹居るかわからないが10匹近く居そうである。
何故かなるみが全部まとめて面倒をみている。
何故くろミが自分の子を探していたのかは謎である。くろミが寝ている間にこちらに来なかったのか確認していたのだろうか。
くろミはしばらくヒーターの前で温まっていた。雨が弱くなるまでしばらく雨宿りでもするつもりのようだった。
サビ猫のマスク
マスクもご飯を求めにやってきた。くろミと仲が良い。お互いに頭突きをしあっていた。
ご飯を取りに別の建物へ向かったらついてきてしまった。そのためマスクは別の建物でご飯をあげた。
マスクも赤ちゃんが居たはずだが姿が見えない。くろみ、はんにゃ、なるみ、おにぎりの子供は全部固まってまとめてなるみが面倒を見ているが、マスクの子もそこにいるのかわからない。牧場主に聞いてみたところ最近見ていないとのこと。なるみのところへは行っていなかったようだった。マスクの子は孤立していたため残念なことになってしまったと思われる。兄弟猫がいないため寒さをしのぐことが出来なかったのだろう。
マスクは以前よりだいぶ大人しくなっていた。全く引っ掻かなくなっていたのである。
子供がいなくなったせいなのだろうか。触ろうとすると少し嫌がる気配はあるが撫でても問題なくなっていた。今日はずいぶん寒かったので家の中で暖を取らせた。
以前はぷにミを保護していて家の中へ入れていたが今回はマスクを入れることにした。
ただ、相当な大食いは変わらなくかなりの量のご飯をたべていた。2時間くらいしたらまた食べていた。
マスクはしばらくヒーターで温まったがしばらくしたら隣の部屋の靴箱の中でゆっくりしていた。
子育てをしに外へ出たがる気配がなかった。やはり子供は居なくなってしまったのだろうか。(中からは外へ出れるようにしてある)
マスクを部屋で休ませていたらなぜか黒モフィーもついてきた。
黒モフィーとマスクは結構仲が悪い。以前はマスクが黒モフィーを追い払っていたが今は問題ないようである。しかし黒モフィーは今もマスクを警戒していてたまに「ウ~」とうなっている。
黒モフィー
マスクと仲が悪いのになぜか近くで寝る謎な猫黒モフィー。いつものごとく謎である。
黒モフィーは触られるのを極端に嫌がる。いまだに普通に撫でることは出来ないが食事中であれば撫でれるようにはなってきた。
マスクとは同じ一派でウメ一派に属している。しかしウメは負傷中で基本牧場主の家に居るためウメはほとんど不在である。ウメが居れば皆を取りまとめられるがウメがいないとばらばらになってしまう。冬が本格的に来てしまうと成猫であっても孤立したらひとたまりもない。
以前から黒モフィーは孤立気味であった。仲が良いのはウメとぷにみのみであったが2匹とも今は不在である。固まって暖をとれる仲間を見つけないと越冬はかなり厳しくなる。何とか仲間を見つけるかマスクと仲直りしてほしいものである。