孤立猫おちょび
牧場猫おちょび
この猫はおちょびと言うメス猫だ。年は1歳くらいだろう
白黒の八割れ猫である。臆病で引っ込み思案な猫であり結構ヌケているところもある。
人馴れはほとんどしていなく近づくと逃げてしまう。ただ、威嚇や引っ掻く仕草はしてこない。性格は温厚で喧嘩もしない良猫である。
この猫の特徴は香箱座りがうまくできない猫なのである。
白黒八割れ猫の特徴
後でまとめようとは思っているが白黒の八割れ猫の特徴を少し上げておく。
性格は温厚であるがおっちょこちょいの猫が多い。
また長生きな猫が多いのも特徴の一つである。
白黒猫でも白メインと黒メインで性格は変わってくる。
白が多ければ警戒心が強く神経質になり黒が多いとおおらかで大雑把な性格になってくる。(短毛種の場合)
長毛種やボブテイルの場合はまた性格が変わって来る。
孤立猫
おちょびついて最近気になることがある。
仲間の猫が居ないのだ。
以前孤立している猫が居ると少し記事で触れたがこの猫のことである。
もともと良く一緒に居た猫でオチビと言う猫が居たが里親に引き取られた。
また同じ一派の猫でハンニャと言う猫が居たが今は大猫団子の一員となっており一派を移った。
そのためおちょびは今孤立してしまっているのだ。
孤立した猫は越冬するのは至難の業になってくる。暖かいところを見つけることができれば何とかなるが暖かいところはかなり限られている。
おちょびの性格上大猫団子に入るのは無理だと思われる。
なぜならかなりの臆病で引っ込み思案な為他猫達と一緒に寝ることはできないとみているからだ。
そのためこの牧場で一番越冬が難しいと思われるのがこの猫なのである。(成猫の中で)
※ここの牧場は標高1000M以上あるところに位置し更に2000M前後の山に囲まれている為冬は冷気がもろに降りてくるところなのである。そのため冬はすさまじい寒さになる。暖かいところを見つけないと猫(野良)は越冬できないのである。
希望の光
この前少し希望が見えた。
おちょびが部屋へ入ってきたのだ。この場所は玄関のようなところである。
普段は黒モフィーとマスクを部屋に入れているが最近孤立しているおちょびが部屋の近くに来ていた。
試しにご飯で釣ってみたら中に入ってきた。
かなり警戒していて少し近づこうとしただけで外へ出ようとしていたが部屋まで入って来るのは大きな進歩と言えよう。しかし何故かツキノワまで入ってきてしまった。
写真上がおちょび、右がツキノワ、左手前がマスク、マスクとおちょびの間の黒猫が黒モフィー。
この日はご飯を食べさせたらすぐにおちょびは出て行った。ツキノワは強制的に外に出した。※ツキノワは大猫団子のところに寝床を置いているので問題ない。
恐怖見つめる影
夜中寝ていたら隣の部屋から物音がした。
マスクか黒モフィーだと思ったが同じ部屋の中で寝ていた。
他に部屋へ入って来る猫はいないはずだがおかしい。
少し開けている扉から視線を感じた。
何か居る。
暗くてうまくピントが合わなかったが何か見ている。
マスクは手前、黒モフィーはスーツケースの中で寝ていた。
明らかに別の猫がはいってきていた。
しばらく様子を見ていたが部屋の中までは入ってこなかった。
暗い中白い顔が扉の隙間からチラチラとこちらを除いていた。
結構怖かった。
当然どの猫かはわかっていた。
おちょびである。
おちょびが夜中になって様子を見に来たのだ。
おちょびが夜中入って来るのは意外であったがご飯を探しにやってきたのだろう。
孤立から抜け出せるかも
おちょびは孤立猫な為ほとんどご飯にありつけない。
そのため自力でご飯を探している。
冬に近づき食べ物が少なくなり部屋まで探しに来たのだろう。
玄関にカリカリをいつも置いてある。
この日はカリカリを食べた後寒くて部屋(寝室)に入りたそうにしていた。
おちょびは孤立している為外で寝るのはつらいのだろう。
臆病な猫な為さすがに部屋までは入ってこれなかったがもしかしたらマスク、黒モフィーとうまくやっていけるかもしれない。
まだ全然仲がいいとは言えないが冬になり相当寒くなったらもしかしたら一緒に寝てくれるかもしれないと思っている。
最後に
記事では触れていなかったが冬の間私はこの牧場を後にする。そのため私が不在の間猫たちを部屋に入れて暖を取らせることができなくなってしまうのである。(大猫団子の猫達は問題なし)
そのため猫達が越冬出来るかかなり心配している。
マスクと黒モフィーは仲が良くなれば牧場主の家の玄関で暖を取ることができるが、おちょびは人馴れしていない為玄関で暖を取るのは難しいだろう。
出来れば3匹仲よく団子になって皆無事越冬してもらいたいと願っている。
ここまで読んでいただきありがとうございました。