キジトラ猫と猫の起源
【目次】
キジトラ柄は猫の元祖
猫には様々な柄の猫がいる。
キジトラ、サバトラ、茶トラ、サビ、三毛、白、黒、灰、八割れ、etc...
その中でも猫の元祖とされている柄がキジトラ柄だ。
猫の故郷である砂漠で最も目立ちにくく敵に見つかりにくいのがキジトラ柄である。
ところがたまに突然変異で白や黒の柄の猫が生まれる。
しかし野生の世界ではこのような色は目立ちすぎて敵に狙われ淘汰されてしまう。
そのためキジトラ柄の猫だけが自然界に残ったとされる。
また、色々な柄が出てきたのは人に飼われるようになってからだとされる。
イエネコの起源
スナネコ→各地ヤマネコ(ヨーロッパ、アフリカ等)→リビアヤマネコ≒イエネコ
※ものすごくざっくりした解説となるため詳しくはwikiへ
イエネコの近縁なヤマネコ類には異なる5つの集団が存在している。
アフリカヤマネコ、リビアヤマネコ、ステップヤマネコ(中央アジアヤマネコ)、ヨーロッパヤマネコ、ハイイロネコの5つ
この5つのうちDNA解析からリビアヤマネコとイエネコが同じ系統に含まれると解析結果が出たためリビアヤマネコが起源という説がある。
リビアヤマネコ
DNA解析からイエネコとリビアヤマネコは同じ系統に含まれるとされる。リビアヤマネコの柄はキジトラ模様にかなり近い。額と足にキジトラと同じ模様があり、胴回りはしま模様があるものや薄いものがいる。
スナネコと近い種でスナネコを一回り大きくしたものがリビアヤマネコと想像するとわかりやすいだろう。スナネコと柄もほぼ同じ。
リビアヤマネコの生息地はアフリカ以北と中東あたりとなっている。
性格はかなり野性的ではあるが上記の5つのヤマネコのうちでは一番人に懐きやすいとされる。(懐くと言っても相当な覚悟がないと慣れさせるのは難しい)
キジトラ猫の特徴
キジトラ柄は最も野性的な毛柄とされ、性格も野性的な猫が多い。
この柄は遺伝的にも強めで現在日本で最も多くいる毛柄である。
運動神経が良く警戒心が強い。また頭の良い猫が多い。
警戒心が強く人には馴れにくいとされるが一度心を許すとデレデレになる猫もいる。
このことからリビアヤマネコと特徴が似ている。
牧場のキジトラ猫
ここの牧場にはキジトラ猫が数匹いる。キジトラ一派のおにぎり、まおみ、ぼさみと温厚なキジトラのトゥフィンだ。
キジトラ一派
キジトラ一派の3匹の性格はかなり野性的である。他猫に対しても厳しくよくケンカをする。特にキジトラ一派のボスおにぎりは他猫のご飯を横取りし、近づいてきた猫を威嚇し引っ掻く。人に対しても同じである。
また、キジトラ一派の3匹は皆しっぽが短いのが特徴である。
おにぎり
やはりキジトラ猫は野性的な猫が多いのだろうか・・・
トゥフィン
別の一派にトゥフィンと言うキジトラ猫がいる。他のキジトラより茶色っぽい色をしていてしっぽが長いのが特徴、性格はおとなしいがあまり他の猫達とじゃれあわない。灰猫姉弟とは仲が良い。撫でられるのはあまり好きではないようだ。
トゥフィン 芝の上が好きらしくよく芝の中でくつろいでいる。
この牧場でトゥフィンはアイドル猫と位置付けている。大人しい性格で顔もかわいく毛並みが良くしっぽがスラっとしているからだ。また鳴き声もかわいい。
ただし近づくと逃げてしまう。食事中か仲の良い猫が居るときは撫でられる。引っ掻くことはない。
このことからトゥフィンだけ何かが違う。キジトラ一派の3匹は野性的でキジトラ本来の性格だがトゥフィンだけずいぶんと違う。(別ファミリーということもあるが)
かなり茶色っぽいのでキジトラでもまた少し違った毛柄なのかもしれない。
まとめ
キジトラ猫は猫本来の柄であり猫の元祖とされている。猫の起源となるヤマネコもキジトラ模様に近いためキジトラ模様はより起源に近い柄と言えるだろう。
性格的にもキジトラ猫は野性的な猫が多くヤマネコに近い性格なのだろう。
しかしトゥフィンの例もあるためすべての猫に当てはめられる訳ではないようだ。
2年前にたぬこという名の毛長のキジトラが居たがかなり優しい性格をしていた。
たぬこ以外にも毛長は数匹いたがすべて温厚な性格であった。
おそらくしっぽの長さや毛の長さでも性格はかなり変わってくるのだと思われる。
↑たぬこ 毛長のキジトラ猫 かなり温厚で優しい性格の猫であった。
牧場猫について
ここまで読んでいただきありがとうございました。